「エイリアンvsプレデター2」ネタバレ徹底解説!ひどい結末?あらすじ、どっちが勝ったか、クリーナー、妊婦、ユタニの謎まで完全網羅

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「エイリアンvsプレデター2」ネタバレ徹底解説!ひどい結末?あらすじ、どっちが勝ったか、クリーナー、妊婦、ユタニの謎まで完全網羅 SF映画
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「どっちが勝っても、人類に未来はない」――。

こんにちは!今回は、そんな絶望的なキャッチコピーが印象的な映画『エイリアンvsプレデター2』について、ネタバレ全開で語り尽くしたいと思います。

この映画、「結局どっちが勝ったの?」「あらすじや結末が気になる!」という声が多い一方で、「内容がひどいって本当?」「物議を醸した妊婦のシーンって…?」など、様々なウワサが飛び交う作品でもありますよね。

この記事では、そんな『エイリアンvsプレデター2』の気になる疑問をすべて解決します!

物語の詳しいあらすじはもちろん、最強のプレデター「クリーナー」の活躍、衝撃のラストで登場する「ユタニ」社の伏線、そしてなぜ「ひどい」と言われてしまうのかまで、徹底的に解説。この記事を読めば、AVP2のすべてがわかります。

※注意:この記事は、結末を含む完全なネタバレ記事です。未視聴の方はご注意ください!

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映画『エイリアンvsプレデター2』の完全ネタバレ:物語のあらすじを徹底解説

映画『エイリアンvsプレデター2』の完全ネタバレ:物語のあらすじを徹底解説

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『エイリアンvsプレデター2』とは?前作から続く絶望の物語

『エイリアンvsプレデター2』とは?前作から続く絶望の物語

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本作の物語は、前作『エイリアンVS.プレデター』のラストシーン直後から始まります。

南極の地下遺跡での死闘を終え、エイリアン・クイーンを倒したものの、スカーという名のプレデターも命を落としました。

彼の亡骸は仲間たちの手によって宇宙船に回収されますが、その体内にはすでにエイリアンの幼体(チェストバスター)が寄生していたのです。

船内で静かに眠るプレデターの亡骸を突き破り、誕生したのは、ただのエイリアンではありませんでした。

宿主であるプレデターの強靭な肉体と戦闘能力の遺伝子情報を取り込んだ、新種のハイブリッド「プレデリアン」の誕生です。

このプレデリアンの誕生こそが、次なる惨劇の幕開けを告げるゴングとなりました。

ネタバレ序盤:プレデリアンの誕生とガニソンへの墜落

ネタバレ序盤:プレデリアンの誕生とガニソンへの墜落

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プレデターの宇宙船内で誕生したプレデリアンは、圧倒的なパワーで船内のプレデターたちを次々と惨殺。

熟練の戦士であるはずのプレデターでさえ、この想定外の敵には歯が立ちませんでした。

制御不能となった宇宙船は、地球の重力に引かれ、アメリカ・コロラド州ののどかな田舎町「ガニソン」の森深くへと墜落してしまいます。

この墜落の衝撃で船体には穴が開き、船内に保管されていたエイリアンの繁殖を担う不気味な生物「フェイスハガー」の実験ポッドが破損。

数体のフェイスハガーが外部へと逃げ出してしまいました。

墜落現場の近くで鹿狩りをしていた親子、バディとサムが偶然にも宇宙船を発見。

好奇心から中へと足を踏み入れた彼らは、そこでフェイスハガーの餌食となり、最初の犠牲者となってしまいます。

一方、遠く離れたプレデターの母星では、墜落船から発信された救難信号が受信されていました。

この信号を受け取ったのは、一体の歴戦のプレデター。

彼の任務は「狩り」ではありません。同胞が引き起こした失態の後始末、すなわちエイリアンの殲滅と、自分たちの存在やテクノロジーに関するあらゆる証拠を地球上から消し去ること。

彼は「ザ・クリーナー(掃除屋)」と呼ばれる、その道のプロフェッショナルだったのです。

ネタバレ中盤:田舎町が変貌する地獄絵図と三つ巴の戦い

ネタバレ中盤:田舎町が変貌する地獄絵図と三つ巴の戦い

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フェイスハガーに寄生された人間から次々とエイリアンが誕生し、ガニソンの町は静かに、しかし確実に地獄へと姿を変えていきます。

下水道を拠点に数を増やしたエイリアンたちは、町の発電所を破壊。ガニソンは完全な闇と混乱に包まれます。

物語の人間側の主人公は、前科があり、久しぶりに町へ戻ってきたダラスと、その弟リッキー。

リッキーが想いを寄せる少女ジェシーや、夫を失いながらも娘モリーを守ろうと戦う軍人のケリーなど、ごく普通の住民たちが、この悪夢に巻き込まれていきます。

停電した町では、レストラン、学校のプール、民家など、至る所でエイリアンが人々を襲い、犠牲者は増える一方。

町の保安官エディも奮闘しますが、圧倒的な数のエイリアンの前になすすべなく命を落とします。

そんな中、町に静かに降り立ったクリーナーは、早速任務を開始。墜落した宇宙船を特殊な兵器で跡形もなく消し去り、エイリアンに寄生された死体を溶解液で処理しながら、元凶であるエイリアンたちの群れを追跡します。

やがて、武器を求めて銃砲店に集まったダラスたち生存者グループと、エイリアンの群れ、そしてそれを追うクリーナーが鉢合わせとなり、人間 vs エイリアン vs プレデターという、絶望的な三つ巴の戦いが幕を開けるのです。

ネタバレ終盤:軍の介入と衝撃の結末

ネタバレ終盤:軍の介入と衝撃の結末

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事態を重く見た政府と軍は、ガニソンの町を完全に封鎖。

住民には「町の中心部で救助機を待て」という指示を出しますが、これは住民を救うための作戦ではありませんでした。

エイリアンの拡散を完全に防ぐため、町ごとすべてを焼き払うという非情な決定だったのです。

軍の意図に気づいたダラスは、この指示に背き、町の病院にあるヘリコプターでの脱出を計画します。

ダラス、リッキー、ケリーと娘のモリー、そして数人の生存者たちは、最後の望みをかけて病院へと向かいます。

しかし、病院もまたエイリアンの巣窟と化していました。

そしてそこで一行は、この惨劇の元凶であるプレデリアンと、それが引き起こす更なる恐怖を目の当たりにします。

最終決戦の地となった病院の屋上で、ダラスたちはプレデリアンと、それを追ってきたクリーナーの最終決戦に巻き込まれることになります。

激闘の末、クリーナーとプレデリアンは相打ちとなって倒れます。

その直後、町の中心部には軍が投下した小型戦術核爆弾が炸裂。

けたたましい爆音と閃光が町全体を包み込み、ガニソンに存在したすべての生命(と証拠)は、地上から消滅しました。

間一髪でヘリコプターに乗り込み、爆風に煽られながらも脱出に成功したのは、ダラス、リッキー、ケリー、モリーのわずか4人だけでした。

ラストシーンの伏線:「ユタニ社」が手にしたプレデターの技術

ラストシーンの伏線:「ユタニ社」が手にしたプレデターの技術

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物語はここで終わりません。

軍に保護されたダラスたちが持っていたクリーナーの武器(プラズマキャノン)は、没収されます。

そして、そのブリーフケースは、ある人物の元へと届けられました。

場所は近代的な企業のオフィス。

軍のスティーブンス大佐がケースを差し出した相手は、「ミズ・ユタニ」と名乗る日本人女性でした。

彼女こそ、後の「エイリアン」シリーズで諸悪の根源として登場する巨大企業「ウェイランド・ユタニ社」の片翼を担う、「ユタニ社」のトップです。

「この技術はまだ世界に出せません」と懸念する大佐に対し、彼女は「だからこそ、我々のものなのです」と静かに、しかし力強く答えます。

人類が、プレデターの超高度なテクノロジーを手に入れてしまった瞬間でした。

このラストシーンは、AVPの世界が、本家「エイリアン」の歴史へと繋がっていくことを決定づけ、続編への大きな伏線となったのです。

『エイリアンvsプレデター2』ネタバレ深掘り考察:勝敗の行方から登場人物まで

『エイリアンvsプレデター2』ネタバレ深掘り考察:勝敗の行方から登場人物まで

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結局どっちが勝った?プレデリアンvsクリーナーの死闘の結末

結局どっちが勝った?プレデリアンvsクリーナーの死闘の結末

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本作のタイトルにもなっている「エイリアンVS.プレデター」。

では、結局どちらが勝ったのでしょうか?

この問いに対する答えは、実は少し複雑です。

まず、クライマックスの直接対決、プレデリアンとクリーナーの一騎打ちに限って言えば、結果は「相打ち」です。

クリーナーはリストブレードでプレデリアンの頭部を貫きますが、同時に自身もプレデリアンの尻尾で腹部を貫かれています。

両者ともに致命傷を負い、共に倒れました。個体同士の戦いでは、勝者は存在しませんでした。

しかし、それぞれの「目的」という視点で見ると、少し違った解釈ができます。

プレデター(クリーナー)の目的は「エイリアンの殲滅と証拠隠滅」でした。

彼は自らの命と引き換えに、元凶であるプレデリアンを討ち取り、さらに結果として町全体が核で吹き飛んだことで、他のエイリアンも一掃されました。

テクノロジーの一部は流出してしまいましたが、最大の脅威を取り除いたという意味では、「任務はほぼ達成した」と言えるかもしれません。

一方、エイリアン側の目的は「種の繁栄(繁殖)」です。

プレデリアンという強力な個体を生み出し、町を巣に変えるほどの勢いを見せましたが、最終的にはプレデリアンもろとも全滅。

繁殖計画は完全に失敗に終わりました。

したがって、個体としては引き分け、種としての戦略目的ではプレデター側の辛勝、エイリアン側の大敗北、というのがこの戦いの実情ではないでしょうか。

もちろん、最大の被害者であり、ほとんどの住民が命を落とした人類は、言うまでもなく大敗北です。

最強の仕事人「ザ・クリーナー」の装備と孤高の目的を解説

最強の仕事人「ザ・クリーナー」の装備と孤高の目的を解説

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本作の評価が分かれる中でも、プレデターである「ザ・クリーナー(通称:ウルフ)」の人気は絶大です。

彼は過去作のプレデターとは一線を画す、まさに「プロフェッショナル」でした。

顔には大きな傷跡があり、片目は潰れ、マンディブル(牙)も欠けているその姿は、彼がどれだけ過酷な戦いを生き抜いてきたかを物語っています。

彼の目的はスポーツとしての「狩り」ではなく、あくまで「後始末」。そのための装備も非常に充実しています。

  • デュアル・プラズマキャノン: 肩に2門装備された主兵装。連射性能が格段に向上しています。
  • ウィップ: エイリアンの尻尾から作られたと思われる鞭。複数の敵をなぎ払う強力な武器です。
  • リストブレード: 両腕に装備されたおなじみの近接武器。
  • レイザーディスク: 手裏剣のように投擲する鋭いディスク。
  • 溶解液: 青い液体で、死体や証拠品をDNAレベルで完全に溶かしてしまいます。
  • レーザーマイン: レーザーの網を張り、触れたものを切断するトラップ。

これらの多彩な装備を駆使し、冷静沈着に任務を遂行する姿は、まさに孤高の仕事人。

人間には目もくれず、ひたすらエイリアンだけを追い詰めていくストイックな姿勢と、最後は最強の敵と刺し違えてでも使命を果たそうとする戦士としての誇りが、多くのファンを魅了したのです。

物議を醸した「妊婦」のシーンが意味するものとは?

物議を醸した「妊婦」のシーンが意味するものとは?

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本作の評価を語る上で、避けては通れないのが、病院の産科病棟で描かれる「妊婦」のシーンです。

このシーンは、多くの観客に強烈なインパクトと、そして強い不快感を与えました。

プレデリアンは、従来のエイリアンのようにフェイスハガーを介さず、なんと妊婦に直接、口移しで複数の胎児を植え付けるという、新たな繁殖方法を見せつけます。

生命の誕生を祝福する神聖な場所であるはずの産科病棟が、最も冒涜的で残虐な繁殖の場と化すこの描写は、ホラー映画としても一線を越えていたかもしれません。

この設定は、シリーズのファンからも「エイリアンの生態系を無視している」「いたずらにショッキングなだけの悪趣味な演出だ」と厳しい批判を受けました。

エイリアンが持つ「未知の生物への恐怖」というテーマから逸脱し、ただただ観客を不快にさせるためのゴア表現だと捉えられてしまったのです。

このシーンが、本作全体の評価を大きく下げた一因であることは間違いないでしょう。

なぜ評価が「ひどい」と言われるのか?3つの理由を考察

なぜ評価が「ひどい」と言われるのか?3つの理由を考察

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本作には熱狂的なファンがいる一方で、「ひどい」「駄作だ」という厳しい声も少なくありません。

その理由は、大きく分けて3つあると考えられます。

  1. 画面が暗すぎて何が起きているか分からない これが最も多く指摘される点です。物語のほとんどが夜、しかも停電した町で進むため、画面がとにかく暗いのです。せっかくのエイリアンとプレデターの対決シーンも、暗い画面と激しいカメラワークのせいで、何がどうなっているのか判別が困難。爽快感を得るべきアクションシーンで、かえってストレスが溜まってしまうという致命的な欠陥を抱えていました。

  2. 人間キャラクターに魅力がない 主人公のダラスをはじめ、登場する人間たちの描写が浅く、感情移入しにくい点も挙げられます。多くのキャラクターが、エイリアンに襲われるためだけに配置された駒のように感じられ、人間ドラマとしての深みに欠けていました。そのため、誰が生き残っても、誰が死んでも、観客の心に響きにくいのです。

  3. シリーズへのリスペクト不足 前述の「妊婦」のシーンに代表されるように、これまでのシリーズが築き上げてきた世界観や設定を軽視しているかのような描写が散見されました。SFホラーの金字塔である「エイリアン」と、アクション映画の傑作「プレデター」、その両方の魅力を引き出すのではなく、安易なスラッシャー映画(若者が次々殺されるホラー)のような作風になってしまったことが、多くの古くからのファンを失望させた原因と言えるでしょう。

【まとめ】エイリアンvsプレデター2:ネタバレから見える作品の魅力と問題点

【まとめ】エイリアンvsプレデター2:ネタバレから見える作品の魅力と問題点

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ここまで、映画『エイリアンVS.プレデター2』のネタバレ全開で、あらすじから深掘り考察までお届けしてきました。

本作は、とにかく画面が暗く、物語も荒削りで、物議を醸すショッキングなシーンも多いことから、手放しで「傑作」と呼べる作品ではないかもしれません。

しかし、プレデター「クリーナー」という非常に魅力的なキャラクターを生み出し、エイリアンとプレデターが現代の市街地で激突するという、シリーズでも類を見ない壮絶なバトルを描いた意欲作でもあります。

そして何より、「ウェイランド・ユタニ社」の起源に迫るラストは、シリーズファンならニヤリとしてしまう重要なポイントでした。

問題点も多いですが、それも含めて強烈な個性とインパクトを放っているのが『エイリアンVS.プレデター2』という映画です。

この記事で物語の全貌を知った上で、改めてご自身の目で確かめてみると、また違った発見があるかもしれませんね。