「ミッションインポッシブル1 どんな話?」と気になって検索すると同時に、「ミッションインポッシブル 原作って何が元ネタ?」「ミッションインポッシブル バチカンのシーンはどこ?」まで一気に知りたくなる人は多いはずです。結論から言うと、『ミッション:インポッシブル(1996)』は“味方が全員消える”ところから始まるスパイサスペンスで、原作は60年代の海外ドラマ。一方でバチカンが舞台として強く出るのは別作品なので、混同しやすいポイントも含めて整理すると理解がスッと深まります。
この記事でわかること
- ミッションインポッシブル1 どんな話なのか(物語の核心とサスペンスの正体)
- ミッションインポッシブル 原作(ドラマ版)との決定的な違いとファンに与えた衝撃
- ミッションインポッシブル バチカンが登場する真の作品と、なぜ1作目と勘違いされやすいのか
まず結論:ミッションインポッシブル1は「誰が味方か分からない」疑心暗鬼スパイ劇

ミッションインポッシブル1 どんな話かを一文で言うなら、IMF(スパイ組織)の作戦が大失敗し、主人公イーサン・ハントが“裏切り者”の濡れ衣を着せられるところから始まる物語です。味方が消え、組織にも追われ、真犯人を暴くためにイーサンは孤立無援の状態で単独で動くことを余儀なくされます。
近年のシリーズ(特に4作目の『ゴースト・プロトコル』以降)は、派手なスタントや世界を股にかけるアクションが売りですが、この1作目は巨匠ブライアン・デ・パルマ監督による「一級のサスペンス映画」です。ド派手な爆発で強引に解決するのではなく、情報戦・心理戦・変装・偽装を駆使して、観客の予想を何度も裏切っていく展開が魅力。そのため、初見では「今、誰が誰を騙しているの?」と混乱しやすく、それが「ミッションインポッシブル1 どんな話」という検索需要につながっています。
アクションよりも「静寂の緊張感」を楽しむ作品
1作目の最大の特徴は、アクションの合間に漂う「不気味な静けさ」です。誰が裏切り者(モグラ)なのかを探り合う過程で、カメラアングルや演出によって「登場人物全員が怪しく見える」ように作られています。この「誰も信じられない」という心理的ストレスが、ラストのどんでん返しをより鮮烈なものにしています。
ミッションインポッシブル1 どんな話:あらすじ(ネタバレ控えめ)
物語の舞台はプラハ。イーサン・ハントが所属するIMF(Impossible Missions Force)のチームは、潜入捜査官のリスト(NOCリスト)を盗み出そうとする裏切り者を特定し、捕らえる任務に就きます。しかし、完璧に見えた作戦は、何者かの妨害により惨敗。リーダーのジム・フェルプスを含む仲間たちが、次々と無残に命を落としていきます。

唯一生き残ったイーサンはIMFの司令官キトリッジに接触しますが、そこで衝撃の事実を告げられます。実は、この作戦自体が「IMF内部に潜む裏切り者」を炙り出すための罠だったのです。生き残ったイーサンは当然、“裏切り者(モグラ)”の筆頭候補として疑われ、IMFから追われる身となってしまいます。
ここが1作目の“面白さの芯”
- 究極の孤立: 国の組織すべてが敵になり、頼れるのは自分と、後から集めた「ワケありの解雇されたエージェント」のみ。
- 見えない敵: 姿を見せない真犯人「マックス」との接触。メールやコードネームを使った頭脳戦。
- 伏線の回収: 「あの一言」「あの表情」がすべてラストに繋がっている緻密な脚本。
有名な「宙づり潜入」シーンは何がすごい?

シリーズ屈指の名場面として今なお語り継がれるのが、ラングレー(CIA本部)の超厳重なセキュリティルームへの潜入シーンです。この部屋には以下の無理ゲー設定が存在します。
- 床: わずかな加重でも反応する圧力センサー。
- 音: 一定以上の音を感知するとアラームが鳴る。
- 温度: 体温による温度上昇すら検知する。
この極限状態で、天井からワイヤー一本で吊るされたイーサンが、汗の一滴すら床に落とせないという状況下でデータを盗む。「派手な銃撃戦よりも、たった一滴の汗の方がハラハラする」という、この映画を象徴する名シーンです。
主要キャラクターをざっくり把握すると理解が速い
「ミッションインポッシブル1 どんな話か分かりにくい」と感じる原因の一つは、登場人物の役割が途中で入れ替わる点にあります。以下の立ち位置を把握しておくだけで、物語の迷子になるのを防げます。
| キャラクター名 | 立ち位置と役割 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| イーサン・ハント | 若き凄腕エージェント。主人公。 | 濡れ衣を晴らすため、IMFを出し抜こうとする。 |
| ジム・フェルプス | イーサンの上司。チームのリーダー。 | 作戦中に死亡したと思われたが…? |
| クレア・フェルプス | ジムの妻。チームのメンバー。 | 生き残りとしてイーサンと合流し、行動を共にする。 |
| ユージーン・キトリッジ | IMFの司令官。 | 組織の論理で動く。イーサンを裏切り者と断定し追う。 |
| ルーサー・スティッケル | イーサンが雇った外部の天才ハッカー。 | ここからイーサンの「生涯の相棒」になっていく。 |
ミッションインポッシブル 原作は「1960年代のテレビドラマ」

ミッションインポッシブル 原作は、小説ではなくアメリカのテレビドラマ『Mission: Impossible』(邦題:スパイ大作戦 / 1966年〜1973年)です。その後、1988年にも『新スパイ大作戦』として復活しており、当時のファンにとって「M:I」といえば「チームで協力して不可能を可能にするドラマ」でした。
原作ドラマの最大の魅力は、誰か一人がスーパーマンとして活躍するのではなく、エキスパートたちがそれぞれの専門スキル(変装、機械操作、潜入、演技)を駆使し、時計仕掛けのように完璧な作戦を遂行する職人芸にありました。
映画版(特に1作目)が原作と違うポイント
トム・クルーズ主演の映画1作目は、原作の“チーム戦”のフォーマットをあえて破壊するところから始まります。これは当時の原作ファンに凄まじい衝撃(一部では批判も)を与えました。
ドラマ版の「お約束」を映画はどう変えたか
- チームの崩壊: ドラマはチームが成功して終わりますが、映画は「開始早々にチームが全滅する」というアンチテーゼから始まります。
- 主人公の固定: ドラマは群像劇に近い構成でしたが、映画はトム・クルーズ演じるイーサン・ハントという「一人の英雄」の物語へと昇華させました。
- 禁じ手の設定: 原作ファンが最も驚いたのは、ある主要人物の扱いです。これは映画1作目をサスペンスとして成立させるための最大の大博打でした。
| 比較項目 | 原作ドラマ『スパイ大作戦』 | 映画1作目(1996) |
|---|---|---|
| 物語の構成 | 綿密な計画に基づく「作戦の成功」 | 予期せぬ事態からの「生存と真相究明」 |
| 見せ場の中心 | 変装や特殊ガジェットによる騙し | 極限状態でのアクションと心理戦 |
| イーサンの役割 | (存在しない) | シリーズを牽引する唯一無二の主人公 |
| トーン | プロフェッショナルな知的な遊び | 重厚、ダーク、そしてエモーショナル |
ミッションインポッシブル バチカンは「1作目」ではなく別作品が有名

ここが多くの視聴者が混同してしまうポイントです。検索候補でミッションインポッシブル バチカンと出てくるため、「1作目のどこかにバチカンのシーンがあったかな?」と思われがちですが、映画1作目の主な舞台はプラハ、ラングレー(アメリカ)、ロンドン、そしてドーバー海峡(TGV列車内)です。
バチカン市国が非常に印象的な舞台として登場し、ファンの間で「バチカン回」と呼ばれているのは、2006年公開のシリーズ第3作目『ミッション:インポッシブル3(M:i:III)』です。
なぜ1作目と混同されるのか?3つの理由
- 宗教的・歴史的な背景: 1作目もプラハ(チェコ)など、霧の立ち込めるヨーロッパの古い街並みが舞台。その映像美がバチカンの石造りのイメージと重なりやすい。
- 「潜入」のシチュエーション: 3作目でのバチカン潜入も、壁を登ったり変装したりと「M:Iらしい」シーンの宝庫。これがシリーズ全体のイメージとして1作目の記憶と合体してしまう。
- サジェスト汚染: 多くの人が「バチカン 映画」や「ミッションインポッシブル 舞台」で検索するため、1作目を調べている途中で関連用語としてバチカンが浮上し、混乱を招く。
「バチカン回」の見どころ(M:i:III)
ちなみに3作目でのバチカンシーンでは、フィリップ・シーモア・ホフマン演じる冷酷な敵役オーウェン・デイヴィアンを捕らえるため、イーサンたちが神父に変装して潜入したり、バチカンの高い壁を乗り越えたり、果ては赤いフェラーリを爆破したりと、非常にド派手な展開が繰り広げられます。もしあなたの記憶にあるのが「神父の格好をしたイーサン」なら、それは3作目です。
初めて見る人向け:1作目をより面白く観るコツ

これから『ミッション:インポッシブル』の1作目を見る、あるいは久しぶりに見返すという方には、以下の3つの視点を持つことをおすすめします。
コツ1:「誰が味方か」を疑いながら見る
この映画は「信頼の崩壊」がテーマです。イーサンが最後に信じるのは誰なのか? 劇中で交わされる何気ない会話の中に、裏切り者が誰かを示すヒントが散りばめられています。特に中盤のレストランのシーンなどは、セリフの裏を読み取ると非常に面白いです。
コツ2:90年代のハイテク描写を楽しむ
1996年当時の最新鋭デバイス(フロッピーディスクや、当時はまだ珍しかった電子メールのやり取りなど)が登場します。現代から見るとレトロですが、当時の「最新スパイ技術」としての演出は今見てもスタイリッシュです。
コツ3:監督による「映像のトリック」に注目
ブライアン・デ・パルマ監督は、あえてカメラを斜めにする(ダッチアングル)ことで、イーサンの不安定な心理状態を表現しています。映像がどこか「歪んで」見えたら、それはイーサンの疑心暗鬼が観客に伝染している証拠です。
よくある質問(FAQ)

Q1. ミッションインポッシブル1 どんな話?結局いちばん大事なポイントは?
A. 「内部に裏切り者がいる」という前提で、逃亡者となったイーサンが真実を突き止める「犯人探し」です。後の作品のような「世界崩壊の阻止」という壮大な目的よりも、自分自身の潔白を証明するという個人的で切実な動機が物語を動かしています。
Q2. ミッションインポッシブル 原作を知らないと楽しめませんか?
A. 全く問題なく楽しめます。むしろ原作を知らない方が、1作目の衝撃的な展開をフラットに受け止められるかもしれません。ただ、原作を知っていると、有名なテーマ曲や「なお、このメッセージは5秒後に消滅する」というお決まりの演出が、どう映画的にアレンジされているかという楽しみ方が増えます。
Q3. ミッションインポッシブル バチカンのシーンはどの作品を確認すればいい?
A. シリーズ3作目の『ミッション:インポッシブル3(M:i:III)』を確認してください。この作品ではバチカン市国が物語の重要な拠点として描かれ、壁を乗り越えて侵入するアクションシーンなども収録されています。
まとめ
- ミッションインポッシブル1 どんな話:仲間を失い、裏切り者の濡れ衣を着せられた男の孤独な逆転劇。
- ミッションインポッシブル 原作:60年代の伝説的ドラマ『スパイ大作戦』。映画はこれを「個人サスペンス」として大胆に再構築した。
- ミッションインポッシブル バチカン:1作目の舞台ではなく、3作目のメイン舞台。記憶の混同に注意。
1作目はシリーズの原点でありながら、最も「スパイ映画らしい」知的な緊張感に満ちた傑作です。アクション大作としての続編を楽しむためにも、この「始まりの物語」の重厚なサスペンスをぜひ堪能してください。
