『サウンド・オブ・ミュージック』キャストの現在は?トラップ一家のその後と実話との違いを解説

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1965年の公開以来、世界中で愛され続けているミュージカル映画の最高傑作『サウンド・オブ・ミュージック』。美しい歌声とオーストリアの絶景、そしてナチスの脅威に立ち向かう家族の姿は、今なお私たちの心を打ちます。

しかし、映画を観終わった後、「あの可愛かった子供たちは今どうしているの?」「一家は山を越えた後、本当に幸せになれたの?」と気になった方も多いはず。

本記事では、主要キャストの現在の姿(近況)から、知られざるトラップ一家の「その後」の実話、そして映画と事実の驚くべき違いまで、ボリュームたっぷりにお届けします。

『サウンド・オブ・ミュージック』キャストの現在は?トラップ一家のその後と実話との違いを解説


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1. 『サウンド・オブ・ミュージック』主要キャストの現在

公開から60年近くが経過し、キャストたちもそれぞれの道を歩んでいます。

マリア役:ジュリー・アンドリュース

映画界のレジェンド、ジュリー・アンドリュースは現在も精力的に活動しています。

  • 近況: 1990年代に声帯の手術を受け、かつての美しい歌声を失うという悲劇に見舞われましたが、その後も女優や作家として活躍。『プリティ・プリンセス』の女王役や、近年ではNetflixの人気ドラマ『ブリジャートン家』でナレーター(レディ・ホイッスルダウン役)を務め、その気品ある声で再び注目を集めました。

  • 栄誉: 2022年には、アメリカ映画界への多大な貢献を称えられ、AFI生涯功労賞を受賞しています。

トラップ大佐役:クリストファー・プラマー

厳格ながらも愛に溢れた大佐を演じたクリストファー・プラマーは、2021年2月5日に91歳でこの世を去りました。

  • 功績: 実は公開当初、彼はこの映画を「センチメンタルすぎる」と嫌っていましたが、晩年は作品への愛着を語っていました。82歳でアカデミー賞助演男優賞を受賞するなど、生涯現役の「名優」として幕を閉じました。

成長した7人の子供たち(子役)の今

「ドレミの歌」を歌っていた子供たちも、現在は70代・80代となっています。

  • 長女リーズル役(シャーミアン・カー): 2016年に73歳で死去。女優引退後はインテリアデザイナーとして成功し、マイケル・ジャクソンの自宅を手掛けたこともありました。

  • 長男フリードリッヒ役(ニコラス・ハモンド): その後も俳優として活躍。1970年代のテレビドラマ版『スパイダーマン』でピーター・パーカー役を演じたことでも有名です。

  • 次女ルイーザ役(ヘザー・メンジース): 2017年に68歳で死去。

  • 三女ブリギッタ役(アンジェラ・カートライト): 写真家・アーティストとして活動中。

  • 次男クルト役(デュアン・チェイス): 俳優を引退し、地質学者・ソフトウェアエンジニアへ転身。

  • 四女マルタ役(デビー・ターナー): フローラルデザイナーとして活躍。

  • 五女グレーテル役(キム・カラス): 俳優・プロデューサーとして活動を続けています。


2. 映画のラストのその後|実際の一家はどうなったのか?

映画は、一家が国境の山を越えてスイスへ向かう感動的なシーンで終わります。しかし、現実は映画よりもずっとタフでドラマチックなものでした。

実際は「山越え」ではなく「列車」で亡命

映画ではアルプスを歩いて越えますが、実際のトラップ一家はイタリア行きの列車に乗ってオーストリアを脱出しました。大佐がイタリア生まれで市民権を持っていたことが幸いしたのです。もし映画のように山を越えていたら、そこはスイスではなくドイツ(ナチスの本拠地)だったので、一家は捕まっていたと言われています。

アメリカでの苦労と成功

その後、一家はロンドンを経由してアメリカへ渡ります。当初は言葉の壁や資金難に苦しみますが、「トラップ・ファミリー合唱団」として全米をツアーで回り、大成功を収めます。 バーモント州ストウに、故郷オーストリアの景色に似た土地を見つけ、そこに家を建てました。これが現在も聖地として知られる「トラップ・ファミリー・ロッジ」です。

現代も続くトラップ家の血筋

一家が建てたロッジは、現在もトラップ家の末裔によって運営されています。また、大佐の孫たちにあたる世代も「ザ・フォン・トラップス」というグループで歌手活動を行っており、一家の音楽の魂は今も引き継がれています。


3. ここが違う!映画と実話の意外な相違点

名作をよりドラマチックにするため、映画ではいくつかの設定変更が加えられています。

① 大佐とマリアの性格が「真逆」だった?

映画では「厳しい父」と「自由奔放なマリア」という対比ですが、親族の証言によると実際は逆だったそうです。

  • 大佐: 実際はとても優しく、音楽が大好きな子煩悩な父親。

  • マリア: 規律に厳しく、時には感情を爆発させることもある、一家の「厳しい指揮官」的な存在だった。 マリア自身も自伝で「私は映画ほど優しくなかった」と振り返っていますが、それでも一家の強い絆の中心には常に彼女がいました。

② 子供の数と名前の違い

映画では7人ですが、実際には大佐の先妻との間に10人の子供がいました。また、名前も映画はフィクションで、長女の名前はリーズルではなく「アガーテ」でした。

③ 結婚してから亡命までの期間

映画では結婚してすぐに戦争の影が迫りますが、実際にはマリアと大佐が結婚したのは1927年。亡命したのは1938年なので、10年以上の歳月が流れています。その間に一家は恐慌による破産を経験し、生きるために合唱団を結成したというのが現実の経緯です。

まとめ:今もなお愛され続けるキャストとトラップ一家の絆

『サウンド・オブ・ミュージック』は、単なるミュージカル映画ではありません。

  • キャストたちの輝かしい足跡

  • 困難を乗り越えた実在の一家の強さ

  • 事実とは違えど、映画が伝えたかった「自由への渇望」

これら全てが合わさって、時代を超えた輝きを放っています。今度この映画を観る時は、今回ご紹介した「その後」の物語を思い浮かべてみてください。スクリーンの中の歌声が、より深く、温かく胸に響くはずです。