映画『ブレットトレイン』はなぜひどいと言われる?その理由をネタバレありで深掘り!

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映画『ブレットトレイン』はなぜひどいと言われる?その理由をネタバレありで深掘り! アクション映画
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こんにちは!映画好きの皆さん、ブラッド・ピット主演の『ブレットトレイン』、もうご覧になりましたか?

豪華キャストが演じる殺し屋たちが、日本の超高速列車でド派手なバトルを繰り広げる!

…と、聞いただけでもワクワクするこの映画、全世界興収は約2億3,9千万ドル(制作費約8,600万〜9,000万ドル)の“ヒット作”でした(超大ヒット級ではありません)

一方で、鑑賞後の感想を探してみると、「最高にクールで面白い!」という声も多い中、「正直、これはひどい…」「期待外れで最低だった」なんて、かなり手厳しい評価も少なくないんです。

そこでこの記事では、なぜエンタメ大作である『ブレットトレイン』が、一部でひどいとまで言われてしまうのか、その理由を一つひとつ丁寧に、そして徹底的に深掘りしていきたいと思います!

一体、どんな点が批判されているの? 海外の反応はどうなの? 物語の鍵を握るキャラクター「プリンス」の衝撃的な死亡シーンの真相、観ていてどこか気まずいと感じるポイント、そして思わず笑ってしまうような突っ込みどころまで。

もちろん、魅力的なキャストの情報も交えつつ、物語の核心に迫るネタバレもたっぷり含んで解説していきますので、まだ観ていない方はご注意くださいね。

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なぜ映画『ブレットトレイン』はひどいと言われるのか?原作や海外の反応から徹底分析

なぜ映画『ブレットトレイン』はひどいと言われるのか?原作や海外の反応から徹底分析

なぜ映画『ブレットトレイン』はひどいと言われるのか?原作や海外の反応から徹底分析

まず前半では、物語のネタバレは控えめに、「ひどい」という評価が生まれる根本的な理由を探っていきましょう。

特に、原作ファンからの厳しい意見や、独特の作風から生まれる違和感に焦点を当ててみます。

原作ファンが語る「最低」な点とは?物語の根本的な改変

この映画に手厳しい評価を下す大きな理由の一つが、伊坂幸太郎さんの小説『マリアビートル』という素晴らしい原作の存在です。

原作は、殺し屋たちの緻密な心理戦や、思わず唸るような哲学的な会話が魅力の、緊迫感あふれるスリラー作品。

静かな緊張感の中で伏線が張り巡らされ、それが最後に鮮やかに回収されるカタルシスは、まさに一級品です。

しかし映画版は、この原作が持つ独特の「魂」ともいえる部分を、カラフルでポップなアクションコメディへと大胆に作り変えました。

原作ファンからすれば、これは単なる「脚色」ではなく、作品の良さを根こそぎ奪う「改悪」に映ってしまったのかもしれません。

特に、原作では読者を恐怖のどん底に突き落とすほどの悪意を持つ男子中学生「王子」が、映画では小生意気な少女「プリンス」に変更された点などは、キャラクターの本質的な恐ろしさが薄れてしまった、という意見が多く見られます。

原作への深い愛情があるからこそ、その変わり果てた姿に「これは自分の愛した作品ではない」「最低だ」と感じてしまう方がいるのも、無理はないのかもしれませんね。

観客が感じた「気まずい」瞬間とステレオタイプな日本描写

観客が感じた「気まずい」瞬間とステレオタイプな日本描写

観客が感じた「気まずい」瞬間とステレオタイプな日本描写

次に、映画全体の「トーン」に関する問題です。

本作では、かなり残虐でショッキングな暴力シーンの直後に、気の抜けたジョークが飛んでくる…という展開が頻繁にあります。

このブラックユーモアが「面白い!」と感じる方もいれば、「笑っていいのか引くべきなのか分からない…」と、どこか居心地の悪い「気まずい」感覚を覚えてしまう方も少なくありません。

シリアスとコメディの急激な温度差に、感情が追いつかなくなってしまうんですね。

また、特に日本の観客から多く指摘されるのが、ステレオタイプな日本描写です。

現実とはかけ離れた豪華すぎる新幹線の内装、車内を闊歩する謎のゆるキャラ「モモもん」、そしてどこか勘違いされたヤクザの姿。

もちろん、これは意図的に作られた「ファンタジーとしての日本」であり、そのおかしさを楽しむのが正解なのかもしれません。

ですが、自国の文化が奇妙にデフォルメされて描かれる様子に、少し恥ずかしいような、複雑な気持ちになってしまうのも事実。この点も「ひどい」という感想に繋がる一因と言えそうです。

海外の反応は好意的?批評家と観客で評価が分かれる実情

海外の反応は好意的?批評家と観客で評価が分かれる実情

海外の反応は好意的?批評家と観客で評価が分かれる実情

では、海外での評価はどうなのでしょうか?

実は、海外でも評価は真っ二つに割れています。

面白いのは、映画のプロである「批評家」からの評価は辛口な一方、一般の「観客」からの評価はかなり高い、という傾向があることです。(例:Rotten Tomatoesでは批評家スコアは“混合”水準、観客スコアは高めという傾向が確認できます)

批評家たちは、脚本の矛盾点やキャラクターの浅さ、オリジナリティの欠如といった部分を厳しく指摘し、「スタイリッシュだけど中身がない」といった評価を下しています。

一方で、一般の観客は「何も考えずに楽しめる最高のアクション映画!」「キャラクターたちの掛け合いが面白い!」と、純粋なエンターテインメントとして本作を絶賛しているんです。

この評価のギャップは、『ブレット・トレイン』が、深く考えずに楽しむポップコーンムービーとしては非常に優れている、ということの証明なのかもしれませんね。

豪華キャスト一覧と、その熱演はキャラクター描写を救えたか?

豪華キャスト一覧と、その熱演はキャラクター描写を救えたか?

豪華キャスト一覧と、その熱演はキャラクター描写を救えたか?

本作の最大の魅力といえば、やはり豪華なキャスト陣です。

主演のブラッド・ピットをはじめ、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、そして日本の誇る真田広之さんまで、錚々たるメンバーが顔を揃えます。

彼らの熱演は素晴らしく、特にブラッド・ピットのコミカルな演技や、殺し屋コンビ「ツインズ」の息の合った掛け合いは、この映画の楽しさを何倍にも増幅させていました。

ただ、その一方で、「キャラクター自体の描写が浅いために、せっかくの豪華キャストの魅力を活かしきれていない」という厳しい意見も存在します。

どんなに俳優が素晴らしい演技をしても、元々のキャラクター設定に深みがなければ、観客は感情移入しきれない、ということなのかもしれません。

俳優陣の頑張りは誰もが認めるところですが、それが作品全体の評価に結びつくかは、また別の話のようです。

【ネタバレ】『ブレットトレイン』がひどいと評される突っ込みどころと衝撃の結末

【ネタバレ】『ブレットトレイン』がひどいと評される突っ込みどころと衝撃の結末

【ネタバレ】『ブレットトレイン』がひどいと評される突っ込みどころと衝撃の結末

さて、ここからは物語の核心に迫る「ネタバレゾーン」です!

まだ映画を観ていない方、結末を知りたくないという方は、この先を読むのは自己責任でお願いしますね。

具体的なストーリー展開や、キャラクターたちの運命を振り返りながら、「ひどい」と言われる理由をさらに深掘りしていきましょう。

物語の全貌と黒幕の正体を解説【ネタバレ注意】

一見、偶然同じ列車に乗り合わせた殺し屋たちが、ブリーフケースを奪い合う…というのが本作のあらすじです。

しかし物語の終盤、衝撃の事実が明らかになります。

実は、彼らが乗り合わせたのは偶然ではなく、すべてが裏社会の大物「白い死神(ホワイト・デス)」によって仕組まれた壮大な復讐劇だったのです。(ただしプリンスは彼の計画外の介入者で、思惑を乱す存在として描かれます)

白い死神は、かつて自分の妻を死に追いやった関係者たち(レディバグが代理で乗った殺し屋、ツインズ、ホーネットなど)を、復讐のためにこの列車に集結させたのでした。

物語の黒幕は、彼らの雇い主でもあった白い死神本人だった、というわけです。

このどんでん返し自体は面白いのですが、「あまりにも偶然が重なりすぎている」「設定が強引すぎる」と感じる方も多く、脚本の粗さを指摘する声に繋がっています。

最重要人物プリンスの衝撃的な死亡シーンが象徴するもの

最重要人物プリンスの衝撃的な死亡シーンが象徴するもの

最重要人物プリンスの衝撃的な死亡シーンが象徴するもの

物語をかき乱す、もう一人の重要人物が「プリンス」です。

彼女は可憐な少女のフリをして他人を操る、恐るべき策略家。実は彼女も白い死神の娘であり、父への復讐のために独自の計画を進めていました。

最終盤、多くのライバルが倒れ、父親さえも自滅し、全てが自分の計画通りに進んだと確信したプリンス。

しかし、彼女の勝利は一瞬で終わりを告げます。

レモンが運転する「タンジェリン(みかん)」満載のトラックに撥ねられ、プリンスは死亡します(終盤〜ミッドクレジットで、レモンが運転していたことが明示されます)

しかも、そのトラックが運んでいたのは大量の「みかん(Tangerine)」。これは、彼女が死に追いやった殺し屋「タンジェリン」を暗示する、あまりにも皮肉な結末でした。

知略の限りを尽くした人間が、最後はコントロール不能な「偶然の事故」によって敗れる。この衝撃的な死亡シーンは、本作のテーマである「運命の皮肉さ」を象徴していると言えるでしょう。

愛すべき「突っ込みどころ」?物語の矛盾点を総まとめ

愛すべき「突っ込みどころ」?物語の矛盾点を総まとめ

愛すべき「突っ込みどころ」?物語の矛盾点を総まとめ

この映画を語る上で外せないのが、無数に存在する「突っ込みどころ」です。

もちろん、フィクションなのだからと割り切って楽しむのが一番ですが、思わず「いやいや!」と言いたくなるポイントがたくさんありますよね。

  • ガバガバすぎるセキュリティ:銃や刀、毒蛇まで持ち込める新幹線って一体…?
  • どこかへ消えた一般乗客:あれだけ大騒ぎしているのに、なぜか戦闘シーンの車両はいつも無人。
  • 全く動じない乗務員:車内で何人も死者が出ているのに、なぜ誰も通報しないの?
  • 殺し屋たちのプロ意識:すぐカッとなったり、おしゃべりに夢中になったり、本当にプロなの?

こうした矛盾点の数々は、物語のリアリティラインを大きく下げてしまい、観る人によっては「脚本が雑でひどい」と感じる原因になります。

ただ、この荒唐無稽さこそが『ブレット・トレイン』の味。友達とツッコミを入れながら観ると、また違った楽しみ方ができるかもしれませんね。

ブレットトレイン ひどい:まとめ

最後に、この記事のポイントをまとめてみましょう。『ブレット・トレイン』が「ひどい」と言われる背景には、様々な理由が複雑に絡み合っていることが分かります。

  • ブレットトレインは賛否両論を呼ぶ映画
  • ひどいという評価には明確な理由が存在する
  • 原作小説マリアビートルとは大きく異なる作風
  • ステレオタイプな日本描写に違和感を覚える声
  • 暴力とコメディの融合が気まずさを生むことがある
  • 海外の反応は批評家と観客で二分
  • 豪華キャストの熱演は見どころの一つ
  • 物語の本当の黒幕は白い死神
  • プリンスは皮肉な事故によって死亡する
  • ネタバレを知ると映画の印象が変わるかもしれない
  • 数多くの突っ込みどころは本作の個性ともいえる
  • ブラッドピットの軽妙なコメディ演技が光る
  • 真田広之の登場が物語に重厚感を与える
  • 難しいことを考えずに楽しむ娯楽アクション大作
  • 最終的な評価は観る人の好みによって大きく左右される

本記事の情報は2025年9月時点の調査に基づいておりますが、内容の完全性や正確性を保証するものではありません。映画の解釈には様々な視点が存在します。最新かつ正確な情報については、映画の公式サイト等でご確認くださいますようお願い申し上げます。