『バイオハザード』アリスはなぜ強い?原作・クローン・本物の正体から死亡、恋人・結婚まで解説

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『バイオハザード』アリスはなぜ強い?原作・クローン・本物の正体から死亡、恋人・結婚まで解説 ホラー映画
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こんにちは、ホラー映画大好きなビビりな解説者タケです。

映画版『バイオハザード』を見ると、「アリスは何者?」「いつ超人になったの?」「何人もいるけど本物は誰?」と迷いますよね。私もレーザー通路にビクッとしつつ、人物関係でも迷子になりかけました。

そこでこの記事では、ポール・W・S・アンダーソン版の実写映画六作品を対象に、アリスの出自、能力、クローン、恋愛、最後の生死をネタバレ込みで追っていきます。初見のあなたでも、同じ顔をした人物をきちんと見分けられるようになりますよ。

  • アリスの正体と原作ゲームとの違い
  • 超人的な能力を得た理由と変化
  • 本編のアリスと各クローンの見分け方
  • 死亡説や恋人、結婚に関する答え

この記事は六作品の重大な結末まで触れます。『ザ・ファイナル』を未鑑賞で驚きを残したい方は、先に本編を見るのがおすすめです。

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アリスとは何者なのか

最初に結論を言うと、アリスは映画用に作られた主人公です。ただし、最初から超能力を備えた戦士だったわけではありません。第一作で判明する職歴と、のちの人体実験を分けて考えると、彼女の変化がすっと見えてきます。

映画だけのオリジナル主人公

アリスはゲーム原作には存在しない映画オリジナルの主人公であり、観客に先の読めない展開を体験させるために作られたことを説明するスライド

アリスはカプコンの原作ゲームから登場した人物ではありません。脚本・監督を担ったポール・W・S・アンダーソンが、2002年の実写映画版のために生み出したオリジナル主人公です。ゲームで中心となるジル・バレンタイン、クレア・レッドフィールド、レオン・S・ケネディたちとは出発点が違います。

監督はインタビューで、ゲームをそのまま映像化すると、遊んだ人には展開を先読みされてしまうと語っています。ホラーには先の読めない怖さが必要なので、観客と一緒に謎へ入っていく記憶喪失の主人公を置いたわけです。名前の「アリス」や人工知能の「レッド・クイーン」には、『不思議の国のアリス』を思わせる意匠も見られます。

初登場時は特殊工作員

第一作のアリスは、洋館の浴室で記憶を失った状態から目覚めます。赤いドレスの印象が鮮烈ですが、その時点では自分の名前すら思い出せません。やがて彼女は、洋館の地下にあるアンブレラ社の研究施設「ハイブ」へ通じる入口を守る保安要員兼特殊工作員だったと知ります。

記憶が戻るにつれ、銃器の扱い、格闘、危険への反応が身体に染みついていることも判明します。ゾンビ犬を壁蹴りから倒す場面は派手ですが、ここではまだ念動力を得ていません。つまり第一作で見せる身のこなしの土台は、ウイルスよりも前に受けていた訓練です。

六作品を貫く主人公

映画シリーズで私たちが追いかける中心人物は、第一作の洋館で目覚めたアリスです。三作目以降は同じ顔のクローンが登場しますが、物語は経験を積み重ねてきた一人を主軸に進みます。四作目の冒頭でウェスカーが「本物」と見分けるのも、この継続してきた個体を指しています。

ただし、最終作では、その主人公自身もアリシア・マーカスの遺伝情報から作られた複製体だと明かされます。ここがややこしいところ。「クローンたちの中の原型」と「遺伝上の原型」は同じ意味ではありません。前者は主人公アリス、後者はアリシアです。

◆タケのワンポイント解説

第一作から見てきた人物が途中で別人に入れ替わった、という話ではありません。最終作で追加されたのは、主人公が知らなかった出生の秘密です。ここを押さえるだけで、クローン迷路の怖さが半分くらいになります。

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アリスはなぜ強いのか

アリスの戦闘力は、アンブレラ社で得た技術とT-ウイルスへの適合から生まれます。二つを分けて見ていきましょう。

アリスが最強である理由として、元特殊工作員としての戦闘技術と、T-ウイルスへの完全適合による超人的能力の獲得を挙げた解説スライド

元工作員の戦闘技術が土台

アリスはウイルスによる変化を受ける前から、銃、刃物、徒手格闘を扱える訓練済みの要員でした。第一作で記憶が戻ると、考え込む前に身体が動きます。狭い通路で敵との距離を測る判断、弾薬を無駄にしない射撃、周囲の道具を武器へ変える発想は、突然生えた能力ではありません。

Tウイルスとの細胞適合

第一作の終盤後、アリスはアンブレラ社に回収され、「アリス計画」の実験対象にされます。一般の感染者は肉体が壊れ、ゾンビ化や異形化へ進みました。ところが彼女の細胞はT-ウイルスを拒絶せず、細胞レベルで適合します。

その結果、二作目『アポカリプス』では筋力、速度、反射、感覚、回復力が人間の範囲を越えました。三作目『バイオハザードIII』になると念動力まで現れ、炎に包まれた感染カラスを空中で止め、炎の流れを操るほどになります。衛星を介したアンブレラの制御へ逆らう場面からも、脳とウイルスの結びつきが特殊だったと分かります。

感染者なら誰でも同じ力を得るわけではありません。アイザックス博士が主人公の血液を求めたのは、彼女の適合が珍しく、感染を抑える鍵になると考えたからです。ただし、アリシア由来の遺伝情報と適合の因果までは明言されていません。

能力を失っても戦える理由

四作目『アフターライフ』の冒頭で、ウェスカーは主人公へ抗ウイルス剤を注射し、体内のT-ウイルスを無力化します。念動力や異常な回復といった上乗せは、ここでいったん失われました。それでも彼女は飛行機事故を切り抜け、ロサンゼルスの刑務所や船上で戦い続けます。

五作目の終盤ではウェスカーがT-ウイルスを再注入し、能力が戻ったように描かれます。ところが最終作では以前の念動力を使わず、ワシントンでの共闘も罠だったとだけ語られます。再注入の効果がどこまであったのかは、本編だけではすっきり説明されません。ここは視聴者の見落としではなく、作品間の接続が曖昧な箇所です。

能力の変化を時系列で確認

全6作品におけるアリスの能力の変化を示した折れ線グラフ。第1作からT-ウイルス適合でピークに達し、その後抗ウイルス剤で低下、最後は生身の人間として戦う流れを図解

作品 アリスの状態 主な見どころ
『バイオハザード』 訓練済みの工作員 記憶と戦闘技術を取り戻す
『アポカリプス』 T-ウイルス適合後 身体能力と回復力が大幅に向上
『バイオハザードIII』 能力がさらに発現 念動力を使い、遠隔制御にも抵抗
『アフターライフ』 抗ウイルス剤で人間へ 訓練と経験を頼りに戦う
『リトリビューション』 終盤で再注入 復活を示されるが次作との説明は曖昧
『ザ・ファイナル』 超能力を見せない状態 抗ウイルス剤で体内のT-ウイルスを完全に除去
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クローンと本物の見分け方

同じ顔が一気に増えるのは三作目からです。シリーズ内の「本物」は、どの場面で誰と比べているかによって指す相手が変わります。作品ごとに追うと、意外に見分けやすくなりますよ。

三作目で量産型が登場

『バイオハザードIII』の冒頭では、第一作と似た洋館で一人のアリスが目覚め、罠を突破しようとして死亡します。遺体が捨てられた穴には、同じ姿の死体が何体も積み重なっていました。これらはアンブレラ社が「アリス計画」の成果を再現するために作った実験用クローンです。

この時点で荒野を旅している主人公は、第一作から生き延びてきた個体です。アンブレラ側は複製体を用意できても、主人公と同じ適合状態や能力を完全には再現できません。そこでアイザックス博士は、遠隔追跡していた主人公本人を回収しようとします。

四作目の本物は誰なのか

『アフターライフ』冒頭では、同じ姿のアリスたちが東京のアンブレラ本部を襲撃します。手裏剣や刀まで使う大攻勢なので、「どれが主人公?」と目で追うのはほぼ無理です。やがてウェスカーが施設を爆破し、襲撃したクローンたちは巻き込まれます。

その後、逃走機へ潜んでいた一人をウェスカーが本物のアリスと呼びます。この言葉は、第一作から三作目までの経験を持つ主人公と、東京襲撃に参加した量産クローンを比べた表現です。まだ「アリシアの遺伝情報を持つ複製体」という最終作の秘密を否定する言葉ではありません。

本物という言葉の二段階

四作目までの意味は「量産されたアリスではなく、第一作から続く主人公」。最終作で問われる意味は「アリスの遺伝上の原型は誰か」です。前者はアリス、後者はアリシア・マーカスになります。

五作目の実験用アリス

『リトリビューション』の巨大施設では、東京、ニューヨーク、モスクワ、郊外住宅地といった環境を再現し、T-ウイルスによる災害を実演していました。そこに配置される住民や兵士は、アリスの仲間を含むクローンです。アンブレラ社は同じ顔と役割を何度も作り、兵器の販売実演に利用していました。

冒頭の住宅地に現れるアリスも、その実演用の一体です。彼女は主婦として暮らし、カルロスと同じ顔をした「トッド」を夫に、ベッキーを娘に持っています。しかしゾンビの襲撃で死亡。のちに施設を脱出する主人公アリスがベッキーと出会うと、少女は母親と同じ顔なので彼女をママだと思います。

六作目で判明した正体

『ザ・ファイナル』で主人公がハイブ最深部へ着くと、老いたアリシア・マーカスが冷凍睡眠装置から姿を現します。彼女はアンブレラ社創業者ジェームズ・マーカスの娘で、会社の共同所有者でもありました。そしてアイザックス博士は、アリスの遺伝構造がアリシアを基に作られたものだと明かします。

アリシアは早老症を患い、若いうちから肉体が急速に老いていました。アンブレラ社は、その遺伝情報を調整し、病気を除いた成長後の姿としてアリスを作ったのです。アリスに洋館以前の幼少期の記憶がないことも、ここで出生の秘密を示す手がかりとして扱われます。

アリシアと赤の女王の関係

アリシアを中心に見ると、三者の違いがはっきりします。老いたアリシアは遺伝情報の提供元であり、現実に生きてきた人物。主人公アリスは、アリシアの遺伝情報を調整して作られた健康な成長後の肉体。レッド・クイーンは、父が残した幼少期のアリシアの映像と声を基にした人工知能の姿です。

アリシア・マーカス、主人公アリス、レッド・クイーン、量産アリスの4者の正体と物語での役割を比較した表

存在 正体 物語での役割
アリシア・マーカス ジェームズの実娘 アリスの遺伝上の原型
主人公アリス アリシア由来の複製体 六作品を生き抜く当事者
レッド・クイーン 幼いアリシアを映した人工知能 ハイブを管理し、最後はアリスを導く
量産アリス アンブレラ製の複製体 実験、実演、東京本部襲撃に使われる
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クローンでも本物と言える理由

主人公が複製体なら、これまでの感動まで偽物になるのでしょうか。私はそうは考えません。シリーズの結末は、出生よりも経験と選択が人格を作る、という方向へ着地しています。

遺伝子的には複製体でも、6作品を通じた経験や選択、アリシアの記憶を受け継いだことで自らの意思を持つ本物のアリスになったと解説するスライド

身体の由来と人格は別問題

アリスの身体はアリシアの遺伝情報から作られました。しかし、ハイブで仲間を失ったこと、ラクーンシティでアンジェラを守ったこと、砂漠でカルロスの最期を見届けたことは、主人公自身が経験した時間です。複製された身体でも、痛みや選択までコピー済みだったわけではありません。

アンブレラ社はクローンを交換可能な製品として扱います。対して主人公は、命令を拒み、見知らぬ生存者を助け、自分が死ぬと思いながら抗ウイルス剤を放ちます。会社が与えた用途から離れた瞬間を重ねるほど、彼女は一人の人間になっていきました。

だから私は、シリーズにおける「本物のアリス」とは、最初に作られた身体ではなく、自分の意思で人生を引き受けた主人公だと受け止めています。あなたは、血筋と記憶のどちらにその人らしさを感じるでしょうか。

記憶を受け継ぐ意味

ハイブ崩壊前、アリシアは幼少期の記憶を保存し、主人公へ託します。爆発後にレッド・クイーンがその記憶をアリスへ送ったことで、彼女は自分にはなかった子ども時代を受け取ります。これは主人公の人格がアリシアへ上書きされた、という場面ではありません。

アリシアには病気に奪われた未来があり、アリスには作られた存在ゆえに欠けていた過去があります。記憶の受け渡しによって、アリシアは未来を、アリスは過去を得る構図です。二人を一人へ雑に合体させるより、互いに欠けていた時間を分け合ったと考えるほうが、最後の言葉にも合います。

後付けに見える設定と矛盾

アンダーソン監督は最終作公開時のインタビューで、アリスの正体は第一作のころから温めていた構想だと語っています。ただ、映像だけを続けて見ると、すべてが隙間なくつながっているとは言いにくいです。

たとえば二作目では、アンジェラ・アシュフォードが、父チャールズが自分の病気を抑えるためにT-ウイルスを作り、その発明をアンブレラ社に奪われたと説明します。一方、最終作では、ジェームズ・マーカスが早老症の娘アリシアを救おうとする過程でT-ウイルスを発見したと語られます。六作品の劇場公開版には両者の役割を明確に整理する説明がないため、ここは後付けによって生じた設定上の食い違いと見るのが妥当です。

また、五作目の終わりにワシントンへ集まったジル、レオン、エイダ、ベッキーらには、個別の死亡場面が用意されていません。ただし最終作ではアリスがワシントンでの戦いの唯一の生存者とされるため、彼らは死亡した扱いと考えられます。ウェスカーが再注入したT-ウイルスの効果も、最終作では十分に説明されません。第一作の漏出はスペンスの盗難隠蔽として始まったのに、最終作ではアンブレラ幹部による人類一掃計画が示されます。前者が計画を予定外に早めたと読む余地はあるものの、劇中で明言はされていません。

こうした食い違いは、あなたの理解不足ではありません。明示された事実と、空白を埋める解釈を分けて見るのがコツです。設定の継ぎ目も含めて勢いを楽しむと、映画版らしい豪快さが味わえます。

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アリスは最後に死亡したのか

抗ウイルス剤を放った直後、アリスは感染者と一緒に倒れます。死を覚悟していた本人の言葉もあり、初見では死亡したように見えます。しかし結論は明快で、主人公は生きています。

アリスは死亡しておらず、抗ウイルス剤は体内のT-ウイルスのみを破壊し健康な細胞には無害だったため、人間として生存していることを図解したスライド

抗ウイルス剤で倒れた理由

最終作でレッド・クイーンが示す切り札は、空気中へ広がり、T-ウイルスに感染した生物を死滅させる抗ウイルス剤です。主人公の体内にもT-ウイルスが残っているため、アリスは散布すれば自分も死ぬと考えます。それでも残り時間ぎりぎりで容器を割りました。

同時にハイブ内部では爆弾が作動し、アリシア、ウェスカー、冷凍睡眠中のアンブレラ幹部らが死亡します。アリスの失神と施設の爆発が重なるため、誰が生き残ったのか混同しやすい場面でもあります。

除去されたのはウイルスだけ

倒れていたアリスは、クレアに起こされます。レッド・クイーンの説明では、抗ウイルス剤が破壊したのは彼女の体内にあるT-ウイルスだけで、健康な細胞には害を与えませんでした。したがって、アリスは死亡しておらず、感染から解放された人間として生存しています。

ラストシーン後の行方

抗ウイルス剤は空気に乗って広がりますが、地球全体へ届くには数年かかると説明されます。その間は感染者や怪物が残るため、アリスはバイクで旅を続けます。最後の映像でも飛行型の怪物が追っており、戦いが即座に終わったわけではありません。

後年の実写映画『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は別の連続性を持つ再映画化であり、このラストの続編ではありません。そこにアリスが登場しないからといって、旧シリーズ内で死亡したことにもならないのです。

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アリスの恋人と結婚の真相

恋愛関係は、劇中の偽装夫婦、ほのかな好意、実験用クローンの家庭、俳優本人の結婚を分ける必要があります。結論から言えば、主人公アリスに正式な夫がいると確定する場面はありません。

スペンスとの偽装夫婦、カルロスとの関係、トッドとクローンアリスの偽装家族、および主演俳優と監督の現実での結婚についてまとめた相関図

スペンスは偽装結婚の相手

第一作でアリスとスペンスは、ハイブ入口の洋館を守るため夫婦を装っています。二人の結婚はアンブレラ社が用意した任務上の設定であり、本編で確認できるのは偽装夫婦だったという点までです。作戦担当者からも、結婚は施設の秘密を守る偽装だと説明されます。

ただし、感情まで完全な芝居だったわけでもありません。記憶の断片には二人が親密だったことをうかがわせる場面があり、スペンスもアリスへ一緒に逃げようと持ちかけます。なので「偽装夫婦だが、実際にも親密な関係があったことが示唆される」と見るのが自然です。

けれども、スペンスはT-ウイルスを盗み、犯行を隠すためハイブ内へ放出した張本人でした。アリスは事実を知ると彼との関係を終わらせます。その直後、スペンスは感染者に襲われ、再び結ばれる余地も失われました。

カルロスは恋人なのか

カルロス・オリヴェイラは二作目から登場し、アンブレラ社の部隊を離れてアリスたちと行動する仲間です。三作目では再会を喜び、互いを気遣い、別れ際にキスを交わします。作品は二人の間に好意があることを十分に感じさせます。

ただし、交際開始を告げる会話や、恋人として暮らしていた時期は描かれません。カルロスは感染した後、生存者の進路を開くため爆薬を積んだ車で突入し、命を落とします。したがって、恋愛感情をにおわせる大切な相手ではあるものの、正式な恋人と断定はできないという答えになります。

結婚したアリスは別個体

五作目の住宅地では、アリスがカルロスと同じ顔の男性と家庭を築いています。ただし男性の役名はトッドであり、カルロス本人ではありません。アリス側も第一作からの主人公ではなく、災害実演用に作られたクローンです。

よって「アリスとカルロスは結婚した」という言い方は正確ではありません。結婚生活を送るアリス・クローンと、カルロスの複製体であるトッドがいた、が本編に沿った答えです。主人公とカルロス本人の関係とは分けましょう。

ミラの夫はアンダーソン監督

現実で結婚しているのは、アリス役のミラ・ジョヴォヴィッチと、全六作の脚本・製作を担当し、第1・4・5・6作を監督したポール・W・S・アンダーソンです。二人は第一作『バイオハザード』の制作を通じて出会い、交際を経て2009年に結婚しました。

つまり、「バイオハザードのアリスが監督と結婚」という表現は、役名と俳優名が混ざった言い方です。正しくは、アリスを演じたミラ・ジョヴォヴィッチがアンダーソン監督と結婚しています。劇中のアリスが監督役の人物と結ばれる話ではありません。

二人は映画シリーズ六作品を共に作り、娘のエヴァー・アンダーソンは最終作で幼いアリシアとレッド・クイーンを演じました。物語の中ではアリスの原型となる少女、現実では主演と監督の娘。舞台裏を知ると、三つの世代を同じ家族がつないだ作品にも見えてきます。

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原作キャラとの違い

アリスはゲームにいない一方、映画にはゲーム由来の人物が次々と入ります。ここを同じ設定だと思うと、登場順や関係で混乱します。映画は素材を受け継いだ独自物語として見るのが近道です。

ゲーム版のアリスは存在しない

原作ゲーム本編には、映画の主人公と同じ経歴・能力を持つアリスは登場しません。アンブレラ社の工作員で、T-ウイルスと適合し、アリシアの複製体だったという設定は、アンダーソン版映画のものです。

ジルやクレアとの立場の違い

ジル・バレンタインやクレア・レッドフィールドはゲーム由来の人物ですが、映画ではアリスを中心とする物語へ合流します。二作目のジルはラクーンシティからの脱出、三作目以降のクレアは生存者集団の指揮で存在感を示します。それでも最終的な決断と企業への対決はアリスが担います。

このため、ゲームで主役だった人物の役割が映画では変わり、アリスの能力が目立ちすぎると感じるファンもいます。反対に、ゲームを知らない観客には、記憶のないアリスが世界を知る流れが案内役として機能します。どちらが正しいというより、映画が忠実な再現より独自の驚きを選んだ結果です。

再映画化には続投しない

アンダーソン版の六作目が『ザ・ファイナル』であり、アリスの物語はそこで一区切りです。その後の実写映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、ゲーム寄りの人物と出来事を使って最初から描き直した別シリーズになります。

したがって、再映画化作品にアリスがいないのは、最終作で消滅したからではありません。世界設定そのものが切り替わったからです。

さらに、Sony Picturesはザック・クレッガー監督による新作映画『Resident Evil』を2026年9月18日に劇場公開すると発表しています。医療配達員ブライアンを主人公とする完全新規の物語であり、アンダーソン版六作品の直接的な続編とは案内されていません。

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鑑賞前に押さえたい注意点

クローン設定を見失わずに楽しむなら、視聴する順番と情報の優先順位が大切です。映画内で確定したこと、制作者の発言、視聴者の解釈を同じ段へ置かないようにしましょう。

六作品は公開順に見る

おすすめの順番は、『バイオハザード』『アポカリプス』『バイオハザードIII』『アフターライフ』『リトリビューション』『ザ・ファイナル』の公開順です。各作品の終幕が次作の冒頭へつながるため、入れ替える利点はほぼありません。

特に三作目冒頭の死亡するアリス、四作目冒頭の東京襲撃、五作目冒頭の家庭版アリスは、わざと主人公かもしれないと思わせる作りです。先に最終作の正体だけ知るより、その都度「今見ているのは誰だろう」と迷う体験もシリーズの仕掛けになっています。

映像内の説明を優先する

映画には小説版、未使用脚本、ファンサイトの補完などもありますが、この記事の結論は劇場公開された六作品を基準にしています。たとえば画面に出なくなった人物の生死を、小説版の説明だけで映画本編の確定事項にするのは避けました。

シリーズ間に説明の空白があるときは、「明言あり」「映像から読み取れる」「解釈の余地あり」の三段階で考えるのがおすすめです。そうすれば、断定しすぎずに自分なりの答えを楽しめます。

主な参照情報

作品の流れと映画・ゲームの区分は、カプコンのResident Evil公式ヒストリーで確認できます。最終作の公式あらすじはSony Pictures作品ページに掲載されています。

映画用にアリスを選んだ理由と正体の構想については、ポール・W・S・アンダーソン監督のインタビューを参照できます。ミラ・ジョヴォヴィッチと監督が第一作を通じて出会い、2009年に結婚した経緯は、PEOPLEのインタビューでも確認できます。

2026年公開予定の新作については、Sony Picturesの公式作品ページで確認できます。

配信作品、料金、公開予定は時期や地域によって変わります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。契約や購入に関する最終的な判断は専門家にご相談ください。

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アリスに関するよくある質問

最後に、特に迷いやすい疑問へ結論から答えます。

アリスに関するよくある質問(FAQ)

Q1. アリスは原作ゲームにも登場しますか?

A. 登場しません。アリスはポール・W・S・アンダーソンが実写映画版のために作ったオリジナル主人公です。ジル、クレア、レオンなどはゲーム由来ですが、アリスの経歴や能力は映画独自の設定になります。

Q2. 主人公アリスもクローンなのですか?

A. はい。最終作で、主人公はアリシア・マーカスの遺伝情報を基に作られた複製体だと判明します。ただし、第一作からの経験と意思を持つ同じ主人公であり、途中で量産クローンと入れ替わったわけではありません。

Q3. アリスは最後に死亡しましたか?

A. 死亡していません。抗ウイルス剤で一度は倒れますが、破壊されたのは体内のT-ウイルスだけでした。健康な細胞は無事で、アリスは人間として目覚め、残る感染者をなくす旅へ出ます。

Q4. アリスの恋人はスペンスとカルロスのどちらですか?

A. スペンスとは偽装夫婦でありながら実際にも親密な関係が示唆されました。カルロスとは互いの好意を感じさせる場面がありますが、本編で正式な交際は確認できません。二人のうち誰か一人を公認の恋人と断定するのは難しいです。

Q5. カルロスと結婚したアリスは本物ですか?

A. 第一作からの主人公ではありません。『リトリビューション』の住宅地にいたアリスは実験用クローンで、夫のトッドもカルロス本人ではなく彼の複製体です。現実ではアリス役のミラ・ジョヴォヴィッチがアンダーソン監督と結婚しています。

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バイオハザードのアリスまとめ

アリスの出自、能力、恋愛、最後の生死を振り返ります。

  • 本物の意味:第一作から経験を重ねた主人公アリス
  • 遺伝上の原型:アンブレラ創業者の娘アリシア・マーカス
  • 最後の生死:T-ウイルスだけが除去され、アリスは生存
  • スペンスとの関係:任務上は偽装夫婦、実際にも親密な関係が示唆される
  • カルロスとの関係:好意は描かれるが正式な恋人とは未確定
  • 結婚した個体:カルロスの複製体トッドと暮らす実験用アリス
  • 現実の結婚:ミラ・ジョヴォヴィッチとアンダーソン監督

生まれ方だけを見れば、主人公は「複製」です。けれど、自分で得た記憶、守った人、選び取った犠牲は誰にも複製できません。だからこそ、最後にバイクで走り続ける彼女は、間違いなく私たちが六作品で見てきた本物のアリスなのです。

※本記事は公開時点の情報を基にしています。正確な情報は各作品の公式サイトをご確認ください。