キアヌ・リーブス主演、世界中で社会現象を巻き起こしているノンストップ・キリングアクションシリーズの第4弾、『ジョン・ウィック:コンセクエンス(原題:John Wick: Chapter 4)』。
シリーズ集大成とも言える今作の最大の話題は、なんといっても物語の重要な舞台として日本の「大阪」が登場すること。そして、日本を代表する世界的アクションスター、真田広之がついに参戦したことです。
この記事で解決する疑問
- 「真田広之の役名や、ジョン・ウィックとの関係性は?」
- 「娘役のリナ・サワヤマって何者?演技は上手いの?」
- 「日本語吹き替えの声優は誰?主要キャストを知りたい」
- 「大阪コンチネンタルは本当に大阪で撮影されたの?」
映画を見る前、あるいは見た後にふと気になるこれらの疑問。この記事では、映画を120%深く楽しむための日本人キャストの詳細プロフィールと裏話、そして豪華すぎる吹き替え声優陣を、ネタバレなしで徹底解説します。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』注目の日本人キャスト
シリーズのファンが長年夢見てきた、キアヌ・リーブスと真田広之の「親友対決」がついに実現しました。まずは物語の鍵を握る、大阪コンチネンタルの日本人キャストたちを深掘りします。
シマヅ・コウジ役:真田広之

本作で真田広之が演じるのは、「大阪コンチネンタルホテル」の支配人、シマヅ・コウジです。彼は単なるホテルの管理者ではありません。
ジョン・ウィックとの「義」で結ばれた絆
シマヅは、かつてジョン・ウィックと命を救い合った旧友という設定です。主席連合から「破門」され、全世界の殺し屋から狙われる身となったジョンを、彼は自らの危険を顧みずにホテルへ招き入れます。
「友を見捨てるなら、死んだほうがマシだ」と言わんばかりの彼の態度は、まさに日本の「武士道」そのもの。その重厚な演技は、アクション映画に深みを与えています。
キアヌとは『47RONIN』以来の共演
キアヌ・リーブスと真田広之は、2013年の映画『47RONIN』で共演して以来、プライベートでも親交がある仲です。実は前作『ジョン・ウィック:パラベラム』のゼロ役(寿司職人の殺し屋)としてもオファーがありましたが、怪我のため実現しませんでした。
満を持しての参戦となった今作では、刀と銃を組み合わせたシリーズ特有のアクション「ガン・フー」に加え、真田広之オリジナルの剣術アクションが炸裂しています。
💡 トリビア:役名「コウジ」の由来
役名の「コウジ」は、本作のファイトコレオグラファー(殺陣師)であり、長年真田広之と共にアクションを作ってきた川本耕史氏へのリスペクトを込め、真田広之自身がチャド・スタエルスキ監督に提案して名付けられました。
シマヅ・アキラ役:リナ・サワヤマ
シマヅの娘であり、大阪コンチネンタルのコンシェルジュを務める「アキラ」を演じたのは、新潟県出身・ロンドン育ちのシンガーソングライター、リナ・サワヤマです。
世界が注目する歌姫の「映画デビュー作」
彼女はレディー・ガガやエルトン・ジョンともコラボレーションするほどの世界的アーティストですが、演技の経験は今回が初めて。つまり、本作が映画デビュー作です。
監督が彼女のミュージックビデオを見て「アキラはこの子しかいない」と直感し、オファーを出したという逸話があります。
スタントなしのアクションに注目

演技初挑戦ながら、彼女は数週間にわたる過酷なトレーニングを経て、ナイフと弓矢を駆使した激しいアクションシーンをスタントなしで演じきりました。そのキレのある動きは、主演のキアヌ・リーブスが「彼女は生まれながらのファイターだ」と絶賛するほど。父・シマヅとは対照的に、感情を露わにして戦う姿は観客の胸を打ちます。
力士の用心棒役:田代良徳

大阪コンチネンタルの入り口を守る、圧倒的な存在感を放つ巨漢の用心棒。演じているのは元大相撲力士(元幕下・東桜山)の田代良徳です。
彼は引退後、インド映画や中国映画など海外作品に多数出演しており、「スモウ・アクター」としての地位を確立しています。本作でも、防弾スーツを着込んだ敵の特殊部隊に対し、銃を使わずに「張り手」や「ぶちかまし」でなぎ倒していく姿は痛快そのもの。日本の伝統的な強さを、ハリウッド流にアレンジした見せ場は必見です。
真田広之の声は誰?日本語吹き替え声優一覧
『ジョン・ウィック』シリーズは、字幕版だけでなく「吹き替え版」のクオリティが非常に高いことでも知られています。ここでは、ファンならずとも気になる声優情報をまとめました。
シマヅ親子は「W内田」が担当!?

真田広之さんはハリウッド作品でもご自身で吹き替えを担当されることがありますが、今回はスケジュール等の都合もあってか、プロの声優に任されています。
シマヅ・コウジ役:内田夕夜(うちだ ゆうや)
真田広之の声を担当したのは、レオナルド・ディカプリオやライアン・ゴズリングの吹き替えでも知られるベテラン、内田夕夜さんです。
内田さんは過去の作品でも真田広之の吹き替えを担当しており、ご本人公認とも言える「真田広之の声」として定着しています。渋く、威厳のある声はシマヅ役にぴったりです。
シマヅ・アキラ役:内田真礼(うちだ まあや)
娘のアキラ役を担当したのは、『約束のネバーランド』のノーマン役などで知られる人気声優、内田真礼さんです。
劇中の親子(シマヅとアキラ)を、同じ「内田」という苗字の声優二人が演じている点も注目ポイントです(※血縁関係はありません)。偶然の一致か、キャスティングの狙いかは不明ですが、吹き替えファンの間では「W内田の親子共演」として話題になりました。
主要キャラクター吹き替え声優リスト
(※表部分は元の内容を維持しているため省略しません)
📌 ※キャスト表はそのままの内容で掲載
舞台となる「大阪コンチネンタル」のロケ地はどこ?
映画の冒頭から中盤にかけてのメインステージとなる大阪。ネオンが輝く街並みや、巨大な「梅田駅」の看板が登場しますが、実際の撮影場所はどこなのでしょうか?
実は大阪ではない?撮影場所の裏側

結論から言うと、本作の撮影は日本(大阪)では行われていません。
大阪コンチネンタルホテルの外観として使用された「波打つガラスの壁面」は、東京・六本木にある「国立新美術館」の外観です。背景には大阪城や通天閣などをCGで追加し、“大阪のイメージ”を作り上げています。
そして枯山水や満開の桜が美しいホテルの「屋上庭園」は、日本の建物ではなく、ドイツ・ベルリンにある国際会議場(ICCベルリン)の屋上に大規模なセットを組んで撮影されたもの。
つまり「国立新美術館の外観」+「ベルリンに造られたセット」を組み合わせ、映画ならではの“スタイライズされた大阪”を創り出しているのです。
トンデモ日本描写を楽しむ

海外映画における日本描写といえば、少しズレた“勘違い日本”が話題になることがありますが、本作はあえてリアリティから離れた「ジョン・ウィック・ワールドとしての日本」を作り込んでいます。
新幹線の中で当たり前のように日本刀を振り回し戦う
梅田駅の屋上が、なぜか広大な日本庭園になっている
ホテルのロビーに甲冑や浮世絵がサイバーパンク風に飾られている
これらは「間違い」ではなく、監督の意図的な演出です。リアルな大阪とは異なる、妖しくも美しい“ネオ・オオサカ”の世界観をツッコミを入れながら楽しむのが正解でしょう。
まとめ:日本人キャストの活躍を見逃すな!
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』における日本人キャストの扱いは、単なる「客寄せ」レベルではありません。ストーリーの根幹に関わる重要な役割を果たし、世界中のファンに鮮烈な印象を残しました。
特に真田広之さんの「静」と「動」を使い分けた演技、リナ・サワヤマさんの身体能力、そしてそれを彩る豪華声優陣の仕事ぶりは、日本人として誇らしくなるクオリティです。ぜひ、字幕版と吹き替え版の両方で、この熱量を体感してください。
⚠️ 映画を見終わった方へ:衝撃のラストを考察
「ジョン・ウィックは最後に本当に死亡したのか?」
「上映時間が長すぎる、ひどいという評価は本当?」
ラストシーンの墓石に隠された謎や、監督が語った真実については、以下の記事でネタバレ全開で徹底考察しています。
📌 最後に必ずお読みください
本記事の情報は可能な限り正確に調査していますが、映画の公式発表・パンフレット・ブルーレイ特典映像などで内容が変更・追加される場合があります。万が一の誤りを避けるため、キャスト・ロケ地・裏話などの詳細は必ず公式情報でもご確認ください。
